top of page

【Hot Topics】庭の管理と防犯対策

更新日:2月27日

本日はお客様から立て続けにご相談をいただいているテーマについてご紹介いたします。


そのテーマは「防犯対策」です。


昨今のニュースなどでも報じられているとおり、近頃、手口が巧妙かつ凶悪化した侵入犯罪が相次いで発生しています。店舗だけではなく一般住宅も被害に遭っており、金品のみならず、ときには人命が奪われる事態にまで発展しています。犯罪の手口が凶悪化の傾向にあることから、防犯意識を高め、住まいの防犯対策を更に強化していく意識が生活者の中でも高まっていることをurTREEサービス提供を通じても痛感しています。




愛知は刑法犯認知件数が全国4位


2023年、愛知県内で刑法犯として認知された件数は4万6832件で、47都道府県のうち4番目の多さでした。特に空き巣や自動車盗の被害が際立っており、愛知の県民所得の高さや車の普及ぶりなどが背景にあるとみられます。



犯罪別でみると、愛知では「窃盗」が3万1487件で全体の7割弱を占める。うち「住宅侵入盗」は全国2位の1292件で、東京(914件)や大阪(661件)を大きく上回っています。


県警は住宅侵入盗が多い理由として、全国2位の県民所得(1人当たり342万円)の高さ、逃走しやすい充実した道路網や鉄道網があることなどを挙げています。


近年は車庫付きの大きな戸建て住宅の被害が相次いでおり、愛知の1件当たりの被害額は195万円で、10年前の54万円の4倍近くに達しています。


自動車盗(698件)も全国で2番目に多く、狙われやすいトヨタ自動車のランドクルーザーやレクサスなどの高級車に乗るドライバーも多いことが背景にあるとみられます。







空き巣/窃盗に狙われやすい庭の特徴と対策ポイント


防犯対策の専門家によると、空き巣が好む庭の特徴は、「自分の姿が見つかりにくく、忍び込みやすい庭」とのことです。


具体的なポイントを挙げていきます。



◎身を潜めやすい

比較的古い家屋敷に多い構造で「高い塀や生け垣の設置」があります。たしかに、塀や生け垣があれば、侵入時の障害となりますが、一度超えてしまうと、外部からは見えにくく、庭は空き巣にとって格好の隠れ場所となります。


つまり高い塀や生垣があると外部から見られずに庭に潜むことができるので、家屋への侵入時に周囲に発見される可能性が低くくなります。近隣から通報されるリスクが低くなるため、空き巣にとっては、こうした庭のほうが狙いやすくなります。




→対策ポイント

生け垣や塀を低くしたり、格子タイプのフェンスを設置したりして、敷地内を見えやすくしている庭は、侵入をした際に外からも姿を見られやすいので、空き巣に狙われにくくなります。


また、防犯砂利を敷き詰めることも検討できます。防犯砂利とは空き巣や泥棒の侵入を防ぐアイテムで、足で踏むと大きな音がする砂利です。侵入経路となる「側庭」や「裏庭」といった部分や、人目につかない隠れる場所になり得る部分に敷くと効果的です。





 

◎手入れがされていない


庭木の状態や雑草の有無は、空き巣が侵入しやすい家かどうかを見極めるポイントの1つです。


手入れがされていない庭は「住まいの環境に気を配っていない=防犯意識が低い」「庭が散らかっている=力仕事ができる人がいない」という印象を与えるためです。


雑草が生えっぱなしで荒れ放題の庭は、空き巣や窃盗の格好のターゲット。庭木や雑草の有無は、居住者のルーズな面が見え、防犯意識が低いと判断されるからです。


また、手入れのされていない庭木は、死角や影をつくり、空き巣が活動しやすい状況をつくってしまいます。





→対策ポイント

雑草処理と庭木の手入れを定期的にしましょう。


庭の手入れがされている家は「住まいの環境に気を配っており、防犯意識も高い」「死角や隠れる場所がない」という印象を与えることができるので、防犯対策として有効です。


雑草処理は除草剤や防草シートなどを利用すると手間が少なくなるのでおススメです。






 

◎足場がある


自宅建物に隣接する物置や給湯器、高い庭木などあると、それを足場にして2階のベランダなどから空き巣に入り込まれる可能性があります。


玄関ドアや1階の掃き出し窓の防犯対策はしっかりしていても、2階のベランダの窓は何の対策もしていないというご家庭も多いのではないでしょうか。2階に上る足掛かりがあると、簡単に隙をつかれてしまいます。





→対策ポイント

自宅建物に隣接するオブジェクトの配置換えや高木の伐採(植え替え)など2階への簡便なアクセス経路を遮断する。


見える場所に脚立などを置きっ放しにしない。







 

◎夜中に真っ暗になる


夜の庭はライトなどがついていないと真っ暗になってしまいます。暗い庭は見通しが悪いため、人目を気にすることなく空き巣が侵入できてしまう絶好の場所です。


玄関に門灯やセンサーライトがあっても、庭が真っ暗では危険です。暗い庭は侵入しやすく、逃げやすいもの。ガーデンライトを庭に配置するなどの対策が必要です。





→対策ポイント

「センサーライト」の設置はおすすめです。センサーライトは、近くを人が通ると人感センサーが反応し、光で人の存在を知らせてくれます。周囲に自分の存在を知られたくない空き巣が嫌がるアイテムです。


防犯カメラを設置する際は、「庭全体が写るように設置すること」が大切です。多くの場合、庭を見渡しやすい家の外壁などに設置すると良いです。





 



urTREEでのリノベーション事例


お庭の終活を決断されて、リノベーションをお手伝いした事例をご紹介いたします。


ご高齢のご夫婦二人で生活されており、生垣と裏庭の手入れが難儀にであり、空き巣の侵入も容易な構造なため先代(依頼主の父親)が自作された生垣で思い入れはあるものの、致し方なしと考えて、フェンスへのリノベーションを決断されました。






施工内容は、生垣を撤去(伐採・抜根)後に、土留め処置(ブロック壁)を改めて行った上で、目隠しフェンスを設置いたしました。フェンスの高さは元の生垣(刈り込み直後)とおおよそ同じ高さになるように調整しました。


また、裏庭に手入れができていない古い高木が植っていましたが、家屋に架かるような状態なっており倒木の危険があり、且つ防犯上も好ましくない構造となっていましたので伐採処置を併せて行いました。


<BEFORE>


↓↓


<AFTER>



生垣からフェンスへのリノベーションならびに高木の伐採で外部からの見通しがよくなりました。庭の管理も楽になり、防犯の視点でも好ましい構造にリノベーションいたしました。


さらなる改善策として防草シートと防犯砂利の敷設をご検討いただいております。




 

お庭の管理に難儀さや不安を感じたら、「庭の終活」を早めにご検討いただけると良いと思います。


取り壊し/リノベーション費用は、実際にお庭を拝見し、お客様の要望を詳しくヒアリングさせてもらった上でお見積りいたします。


引き継ぐ庭木もその際にご相談ください。


庭(庭木)の状況から専門的な視点で移植の判断を行います。



愛知県三河地方のお客様は、無料でお見積りを承っております。


まずはお気軽にご相談ください。



bottom of page